うつ病で復職を目指す34歳バツ1女の独り言。

34歳の、たわいもない想いを つらつらと書き綴る。

父と春と雨。

父が他界してから

早いもので

12年になる。

春には13回忌があるからだ。

もっと最近のような

言われてみれば、それくらいの年月が過ぎているのは当たり前のような

不思議な時間感覚。

わたしには

父の死は、なかなか頭では理解できても

心では理解するまでに

一年ほどかかった。

母や妹は、現実的に父の死を受け止め

すんなりと日常生活へ戻っていった。

悲しむ事も

わたしも

今となっては

それは10年以上も前の事で

記憶からは薄れていく。

あの頃は、

悲しいとか安心感が消えてしまったのとか

不安とか

無気力とか

いろいろな事が起こった。

無気力。

これが一番しっくりくるのかもしれない。

精神的に強くないのは

小さな頃からか

この頃からか

ただ

本音を人に伝えるのが下手な子供だった。

それは今でも変わっていない。

もっと気楽に生きられれば

人生なんて自分が主人公なのだから。

なんて

わかってても

簡単に出来る事なら

とっくに、スタートさせている。

それが出来ないから

今日も

また

自分の本音は奥底にしまって

その場限りの愛想で

時間を過ごす。

人って、なんで

自分の思ったように動かないのかな。

歳もとり

あの頃よりは明らかに大人になったはずだ。

けど、

心の中には、今もやっぱり

小さな女の子が住んでいる。

小学生くらいの、あの時の自分。

きっとあまり変わっていない。

父が生きていたら

今ごろ

何を話ししているだろうか。

生きていても死んでいても

側で見守ってくれている。

確かに、そう感じる事はたまにある。

わたしは、信じている。

あの声が大好きだったな。

父の存在は

大きな安心感と

温かな愛だった。

厳しいところもあったが

でも大好きだ。

朝が来た。